私の平家物語

平家物語への私見である

祇王

平清盛は天下を取って我儘勝手なことをする。誰もそれを止めることはできない。
当時、都で評判の白拍子の祇王が気に入り、自分の妾にする。
3年ほどして都で評判の白拍子の16歳の名手仏が現れると、祇王を追い出してしまう。
祇王の母親には毎月米百石、銭百貫を贈っていたのだが、それもやめてしまう。
実に冷酷である。踏んだり蹴ったりである。人間のやることではない。
権力の座に就いた者の冷酷さが痛く強く描かれている。


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