私の平家物語

平家物語への私見である

私の平家物語

平清盛のおごり高ぶりはやがて滅びへと向かっていくのだが、ここで面白い逸話がある。
清盛公がまだ安芸守であった時、船旅で大きなスズキが船の中に飛び込んできた。
先導の修験者が「これは熊野権現のご利益です。急いで食べなさい」と申したので
「昔、周の武士の船に白魚が躍りこんだそうだ。これは吉事である」と清盛は言って
料理して家の子、侍どもに食べさせた。
そのせいか、以後、吉事ばかり続いて太政大臣と言う極位まで上った。


この逸話は面白い。現実の世界から超えたものから来ていて、人生にはこうした奇跡的なことがまれに起きることがある。


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